醸造の様子



(注1)蔵によって、製造方法は異なります。
(注2)図右端に製品名がありますが、この図は醸造工程を示したもので、原材料は品目毎に異なります。

1.精米
精米をして、脂肪やタンパク質を削り白米にします。大吟醸などは半分以上磨きます

2.洗米(せんまい)
精米によってついたゴミや糠を丹念に洗い落とします。

3.浸し
米に適度な水分を含ませるために、水に漬けておきます。(米の種類や造る酒類によって時間は異なります)

4.水切り
漬けた米を取り出し、水をきります

5.蒸し
蒸釜で、お米をむします。(殺菌も兼ねています)
ボイラー点火し、蒸気釜を使ってお米を蒸す作業に入ります。  寒くなった季節、早朝からの作業で、眠いですが、作業に入ると気合が入ります。
釜にお米を投入します。
待つこと40分あまり、シートが膨らんで来ました。蒸しあがったようです。
蒸しあがった米を冷やす為に、寒風に曝します。
適温になった頃を見計らって、麹を作るための室に運び込む作業をします。

6.麹
蒸したお米を適温まで冷まし、麹菌を混ぜ合わせ、室に入れます。約二昼夜を要します。
室に運んだら、均一にするために、鋤きこみます。
麹菌を降りかけて、丁寧に混ぜます。
混ぜ終えたら、再び集めて、温度管理をきちんとして、寝かせます。
二日後、きれいな麹ができました。

その2へ続く・・・