醸造の様子 その2

7.もと造り
酒母と呼ばれます。7~15日を要します。

8.もろみ作り(仕込み)
酒つくりのメインとなるこの工程は、麹と酒母を混ぜて、もろみを造ることです。温度をコントロールしながらの微妙な仕込み作業です。酒母がアルコール発酵をしアルコールはもとより、いろんな生成物ができて行きます。この反応によって独特の香りや味が出来上がります。何度かに分けて増量してゆきます。
時々攪拌します。
温度を一定に保ちます。ぐつぐつと醗酵しているのがわかるでしょうか。

9.搾り
もろみを搾り、液体を得ます。搾ったあとの固形物を酒粕と呼びます。搾りとった液体の滓を除去して、濾過します。これが清酒となります。
もろみを搾り機にかけてお酒を分離します。
今年のお酒もうまくできたようです。酒粕はスクリーンでトラップされます。
酒糟
スクリーンから剥ぎ取った酒粕を20kgのブロックに積み上げます。全体の2~3割りは酒粕になります。

10.火入れ
加熱殺菌をし、酵素作用を止めます。酒には、生きた菌が入っているので、温度が高くなると変質しやすくなります。低温で酵母などを殺菌することによって安定させます。

11.貯蔵
火入れが終わると、タンクに入れて保管します。

12.瓶詰め
寝かせていたお酒を、再度加熱殺菌して充填機で瓶詰めをします。
充填します。
異常が無いか目視検査をします。
できあがりです。

13.出荷
今年も良いお酒ができました、組合に納品します。

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